墓じまいの手続きを安心して進めるために|行政書士が行うサポートとは

墓じまいを考えるとき、
「親族の同意はどう取ればいいのだろう」
「お寺とのやり取りは大丈夫かな」
「役所の書類はそろえられるかな」
…と心配になる方も多いのではないでしょうか。

そのようなときに相談できる専門家のひとりが行政書士です。
ただし、行政書士にもサポートできることとできないことがあります。
あらかじめ知っておくことで、安心につながるのではないでしょうか。

本記事から、「自分で準備すべきこと」と「行政書士に任せられること」の区別が分かるようになると思います。

墓じまいの申請ができる資格者「行政書士」が、わかりやすくお伝えします。

目次

行政書士ができること

行政書士は、「書類作成」と「手続きの代理」を専門としています。
墓じまいに関しては次のようなサポートが可能です。

改葬許可申請の手続き

墓じまいでは、市区町村役所に「改葬許可申請」が必要です。行政書士は、提出する改葬許可申請書を作成し、提出まで代行します。慎重に手続きを進めますので、お客様は書類の不備を心配することがなくなります。

👉 改葬許可申請の流れを詳しく知りたい方は こちらの記事も参考になさってください
  →横浜市の墓じまい・改葬手続き|区役所での申請方法と受入証明不要の特徴

必要書類の収集と手続きのサポート

改葬に必要な書類の収集を代行できます。忙しい方にとって負担軽減になります。

例として戸籍の取得があります。
改葬の申請書には「死亡時の本籍地」を書く必要がありますが、行政書士はお客様に代わって戸籍を取得し、正確な記載をすることも可能です。

墓地管理者との事務的なやり取り

「埋葬証明書」など管理者から交付される書類を受け取る手続きを代行できます。必要なやり取りをスムーズに進められます。

納骨先の手続きサポート

改葬後(新しいお墓)が永代供養墓や納骨堂である場合、その申込書や必要書類の作成をサポートします。

行政書士ができないこと

一方で、行政書士には対応できない範囲もあります。ここを知っておくと「行政書士に相談してみたのに解決できなかった」という後悔を防げます。

親族間の争いの仲裁

「兄弟が反対している」「相続人の一人が同意しない」など、意見が割れている場合の仲裁や代理交渉は、行政書士にはできません。このような場合、弁護士に相談することとなります。

お寺との金銭トラブル交渉

「離檀料が高い」、「離檀料を払うかどうかでもめている」、など金銭トラブルの交渉は弁護士の業務となります。

単に「手数料がいくらかかるか」の確認だけなら、行政書士が事務連絡としてお聞きすることは可能です。それ以上の「交渉」は、行政書士が行うことはできません。

調停の代理、裁判手続き

紛争に発展している場合は、弁護士に依頼する内容となります。

よくあるお悩み

墓じまいを進めるなかで、次のようなところで悩む方も多いのではないでしょうか。

• 親族の同意が得られない → 書類がそろわず、手続きが止まる
• 離檀料が予想外に高額だった → 思わぬ出費で不満が出る
• 管理者とのやりとりで混乱 → 書類や費用がわかりづらく誤解が生じる

このような「困った場面」を知っておくと、例えばご親族で事前に話し合うことにつながるかと思います。結果、トラブル回避につながるかもしれません。

まとめ:専門家に相談すると安心なことも

墓じまいの申請について、次のように言えます。

• 書類の準備や役所への申請、管理者との事務的なやり取りは行政書士に依頼できます。
• 一方で、争いそのものを解決することは行政書士の範囲外です。
• 「これは行政書士に頼めるかな?」と迷ったら、まず相談してみるのがおすすめです。

争いに発展した場合は弁護士の業務となります。その際は費用や時間の負担も大きくなることがありますので、早めに話し合っておくなどの「準備」がおすすめです。

事前に、「行政書士に任せられること」を知っておいていただくと、墓じまいをスムーズに進められる可能性があります。不安を一つずつ解消しながら、落ち着いて準備を進めていけるでしょう。
ご心配な点があれば、行政書士に相談してみることも安心につながります。

墓じまいの状況はご家庭ごとに異なります。
「自分の場合はどう?」と思われた方は、下記の事務所までお気軽にご相談ください。

行政書士やまおか事務所について

神奈川県を中心に、墓じまい・改葬許可申請について、女性行政書士が丁寧にサポートします。
オンラインでのご相談や、郵送による申請手続きにも対応しておりますので、遠方の方やお忙しい方でも安心してご依頼いただけます。

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